メキシコシティ、入国審査自動化ゲートの利用にご注意を!

miyu

※2024/9時点での情報です。

メキシコシティ空路での入国審査まとめ
  • 2022年12月15日より、紙媒体でのFMM(通称「入国カード」)の使用が全面廃止 
  • 入国審査自動化ゲートの利用は「観光」目的のみ利用が可能
    • 短期商用等の180日以内の報酬を得ない活動を目的とする場合は利用不可
  • 自動化ゲート利用時に紙のレシートが発行される
    • このレシートは出国まで保管しておく
  • アメリカ経由での入国の場合は「ESTA(電子渡航認証システム)」の申請が必要

メキシコシティ国際空港入国審査(Terminal 1)

無事に空港まで到着したら入国審査場に向かいます。審査場にはいくつかレーンがあるのですが、レーンの床に日本国旗が入った案内があったので、とりあえずそのレーンに並びました。(入国審査自動ゲート通過可能な国籍がわかる案内シート&レーンだと思われます)

列の先頭まで行くと係員が空いた自動化ゲートに順次案内してくれます。
パスポートをスキャンして、顔認証が終わるとレシートが出てきます。

自動化ゲートで発行されたレシートは捨てない

受け取ったレシートにはQRコード、便名、入国日時、滞在期間満了日等が記載された紙のレシートが発行されます。

紙のレシートを受け取ったら
  • 出国まで保管
  • レシートに記載されているQRコードまたはURLからDigital Multiple Migratory Formへの入力(登録)を済ませる。(言語設定をスペイン語にしてから)
    • 私の受け取ったレシートはインクがないのか、かっすかすでQRコードもリンクも正確に読み取れず焦りました。以下はレシートに記載されているリンク
    • https://www.inm.gob.mx/spublic/portal/inmex.html
  • 在メキシコ日本大使館からの注意喚起の中に、登録後、印刷して保管。FMMDの印刷がすぐに行えない場合でも、このレシート上のQRコードをスマートフォンでスキャンするとFMMDが表示されるので、その画面を保存。とあります。
    • わたしは印刷が出来なかったので、PDF保存したものを何か求められることがあれば提示できるように準備しました。(特に提示を求められる場面は帰りの空港でもありませんでした)
    • 陸路での長距離移動を計画している場合は在メキシコ日本大使館から出ている注意喚起を必ずご確認ください。
  • 日本語環境のパソコン及びスマホで登録する際は事前に言語設定をスペイン語に変更しないと登録できません。
    • 言語設定を変更しないと下記のようにエラー画面になります。

メキシコ入国審査時の自動化ゲート利用についての注意喚起(2024年1月8日)

令和6年1月8日

●メキシコの一部空港で使用されている入国審査自動化ゲートを利用して入国後、長距離バス等で陸路移動中に移民局の旅券(パスポート)検査を受けた際、メキシコ滞在資格が確認できないとして移民局に身柄を拘束される事案が複数報告されていますので、ご注意ください。

1.昨年夏から、メキシコの一部空港で使用されている入国審査自動化ゲートの対象国に日本が追加され、観光、短期商用等の180日以内の報酬を得ない活動を目的とする場合のみ利用が可能となっています。ただし、メキシコ国内(特に南部)を長距離バス等で陸路移動中、移民局の担当官が旅券(パスポート)検査を行うために乗り込んでくることがあり、その際にメキシコ滞在資格がすぐに確認できない場合には、降車を求められ、最寄りの移民局施設で身柄を拘束される事案が複数報告されています。

 この自動化ゲートを利用して入国すると、旅券上に入国スタンプは押印されず、入国日時、便名、滞在期間満了日等が記載された紙のレシートが発行されます。このレシートは出国まで保管しておく必要がありますが、別途、入国後速やかに、このレシートに記載されたURL( https://www.inm.gob.mx/spublic/portal/inmex.html )からForma Migratoria Multiple Digital(FMMD)をダウンロードの上、印刷して保管し、移民局又は警察から提示を求められた際には、速やかに提示するようにしてください。もしFMMDの印刷がすぐに行えない場合でも、このレシート上のQRコードをスマートフォンでスキャンするとFMMDが表示されますので、その画面を保存しておいてください。ただし、上記URL及びQRコードは日本語環境のパソコン及びスマートフォンではアクセスができませんの
で、スペイン語環境のパソコン及びスマートフォン又は言語設定をスペイン語に変更の上、利用してください。

 なお、昨年以来、中南米諸国からアメリカを目指してメキシコ国内を移動する不法移民が増加しているため、メキシコ南部での不法移民取り締まりが強化されています。今後も南部を陸路移動する場合には特に注意が必要です。

 また、自動化ゲートではなく、通常の有人ブースで入国審査を受けた際には、必ずしも180日間の滞在が許可される訳ではありませんので、許可された滞在日数を確認してください。

2.長期滞在資格をお持ちの方が、現場係員の誤った案内により自動化ゲートを利用してしまったことで、付与されていた長期滞在資格が180日間の短期滞在資格に変更されてしまい、後日移民局で資格変更をせざるを得なくなった事案も発生しています。ついては、長期滞在資格をお持ちの方は、自動化ゲートを利用せず、通常の有人ブースで入国審査を受けてください。

引用:在メキシコ日本大使館HP(メキシコ入国審査時の自動化ゲート利用についての注意喚起(2024年1月8日))

https://www.mx.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01259.html

メキシコ入国審査時の自動化ゲート利用についての注意喚起(続報)(2024年1月29日)

https://www.mx.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01265.html

Digital Multiple Migratory Formへの登録方法

①リンクへアクセス
②登録フォームへ必要事項を入力する

③登録が出来るとFMMDをダウンロードするアイコンが出てくるのでクリックする
④PDF形式のFMMDが表示される
⑤印刷、またはすぐに表示できるようにしておく

このレシートは帰りの空港で回収されることもなく、登録したFMMDの表示を求められる機会もなく帰路につきました。
陸路での移動を考えている方は現地で印刷が出来るようにデータ保存できるUSBなどあれば安心かもしれません。(ホテルによっては印刷を頼めるところもあり)

18歳以上で観光目的のみで空路で出入国する分には自動化ゲートの利用は言葉が通じなくても簡潔明瞭でわかりやすく、時短にもなり便利です。

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